あなたは使ってる?看護・医療界の略語を集めてみた!

こんにちは。
たなやん(@tanayan515)です。

どこの業界でも業界用語ってありますよね。

看護・医療界は特に専門的な用語が多く使われています。

先輩ナースの申し送りやドクターのカルテで略語が使われていると、学生さんや新人さんなどは分からず戸惑うことも少なくありません。

新人時代を過ぎ、2〜3年目になると…

略語使ってる自分、なんかカッコいい!

そんな風に思っていました。
先輩の使っている略語の意味を調べて自分も使ってみては、ちょっと良い気分になってたものです。

前置きが長くなりましたが、今回はたなやんが独断と偏見(?)で選んだ略語を、実際に使用例を混じえてまとめてみました。

 

ワイセ・ロイコ

白血球のことです。

英語ではwhite blood corpuscle(or cell),略称【WBC】。
野球のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)じゃないですよ。

【ワイセ】の語源は、ドイツ語でWeiβeblutkorperchen(ワイセブルートケルペルヒェン)。←なんじゃこら

白血球を示すドイツ語には、他にギリシャ語系のLeukozyten(ロイコツィーテン)もあり,医療者は【ロイコ】という省略形で使われています。

私はプリセプターの先輩が“ロイコ”を使っていたのでマネして使うようになりました。
転職先の同僚はワイセをよく使ってます。
どっちが主流なんでしょうか?

 

○○さんが熱発したので採血したところ、CRP5コンマ台・ロイコ12000と高値でメロペネムが開始となりました。

こんな風に申し送りで使ったりします。

ハルン(Hr)・コート(Kot)

おしっこ・うんちのドイツ語バージョンです。

【Hr】(ドイツ語Harnより)・【Kot】と記載されていたりします。

私はメモするときはもっぱら“Hr・Kot”を使います。
なぜなら漢字より画数少なくて書くのが楽だからです。

ドクターのカルテなどに”Kot-5“と記載があったら“間排便なし”という意味です。

先生!○○さん昨日のハルンが250(ml)しか出てません。

 

エント(Ent)

ドイツ語で「退院」を意味し“entlassen”です。

 

ムンテラ

ドイツ語の「ムント・テラピー(Mund Therapie)」を略したものです。

ムントは口、テラピーは英語でいうセラピー=治療、つまり口頭で患者さんや家族に説明することを慣習的に意味しており、略してムンテラらしいです。

 

10時から○○さんのムンテラあるから陪席(同席)できる?

オーベン・チューベン・ネーベン

まるでなにかの呪文のようですね。

「指導医・中堅医師・研修医」という意味です。

【オーベン】は上級指導医のことをさす言葉で、ドイツ語のoben(日本語でいうと「上」)から来ているといわれています。

【ネーベン】はドイツ語のNeben「〜の側に、〜の脇」にという意味で、若い医者や研修医のことをさします。

さらに【チューベン】は、これは「オーベン」と「ネーベン」の中間ということで「中ベン」なる語が造られたといわれています。中級指導医をさし、実際に病棟にきて指示をしたり処置をするのはチューベンの先生が多い印象です。

わたしが務めていた大学病院では、オーベン・チューベン・ネーベンの3人が1チームとして1人の患者さんを診ていました。

チューベンの先生が中心的に治療をして、ネーベンの先生はチューベンの後ろをついてまわって雑務をこなしているイメージです。
オーベンの先生はごくまれに病棟に来て、チューベンの先生に指導する、というような感じでした。

 

 

ステル ・ステった

死亡する・死亡したことの略です。
ステルベン】=sterben(ドイツ語)=死亡が語源です。

患者さんが亡くなることは臨床ではよくあることですが、無神経に死んだといいにくい雰囲気なので隠語としてよく使われます。

昨日の深夜、508号室の○○さんアポってステッたらしいよ。

アナムネ

問診をとることです。

患者さんの過去の病気や症状など様々な病歴聴取のことをさします。

語源はドイツ語のAnamnese (アナムネーズ,英語発音だとアナムネーゼ)であり、直訳すると既往歴のことです。

プシ・プシコ

精神科のことを通称【プシコ】と呼びます。

ドイツ語のPsychologyに由来し、ドイツ語読みで「プシコロジー」と発音していた名残です。

しかし最近は、精神異常者・精神病患者を短く「プシコ」と読んでいる医療スタッフが多く、差別用語とまではいわないかもしれませんが、軽蔑の意味を含めて使っているスタッフもいます。

医療用語ですが、私はあまり使いたくない略語です。

ミッテル

ドイツ語で「Mittel=薬」を意味します。

ほぼ死語になっているとか。

確かに、以前勤めていた病院ではよく使っていましたが転職してからは聞かなくなりました。

 

さっきミッテル指示出てたから指示受けしといたよ。



エッセン

死語つながりです。

食事のことを意味します。

ドイツ語で「Essen=食べる、食事」

患者さんに使うというよりは、同僚に対して「食事休憩してきて」のような意味で使います。

との
たなやんエッセン行くよ!やること残ってるなら遅番に託してきて!

と新人の頃はよく先輩ナースに食事休憩を急かされたものです。

最近は滅多に聞かなくなりましたが、たまに使っているお局ナースもいます。

 

 

さいごに

普段何気なく使っている略語。
調べてみるとなかなか面白いです。

この記事を読んでいるあなたも使っている略語はありましたか?